式場の準備(1)
さて、ここからはいよいよ「式場(葬儀会場)」の準備ということになりますが、これが一般的な葬斎場などであれば、それほど問題を生じることはありませんが、問題になるのが、「自宅が葬儀会場」であるというケースです。
もちろん葬斎場と同程度の広さがあるお宅で葬儀を行うというのなら、手配さえ注意すれば何も心配いらないということになるでしょうが、しかし実際には、そんな豪邸ばかりというわけではありません。一般的なご家庭の場合は、まずは葬儀で使用する部屋を決定しなければなりません。それに、着替えを行ったりするための控室のようなお部屋も必要になるでしょう。
それに、大勢のお客さんが弔問にやってくるわけですから、通路を確保しなければなりませんし、家の周りに関しても、いくら急を要する葬儀であるとは言っても、少しは気を配りたいものです。もちろん、掃除だって手を抜くわけにはいかないでしょう。
そして、自宅で葬儀を行う場合にもっとも重要になるのが、「受付」です。なにしろ、数多くの弔問客の香典の管理にかかわる業務ですから、特に香典の保管の場所、用具などはしっかりとおさえておく必要があります。
それから、今度は葬儀に弔問に来られない方の弔電に関しても、告別式で紹介を忘れてしまうということがないように、しっかりと準備をしておかなければなりません。弔問客のことばかりに気を取られていると、どうしても姿の見えない弔電に関して意識が希薄になってしまいがちですので、そのあたりのチェックと意識だけは非常に重要です。
式場の準備(2)
自宅が葬儀会場になる場合、準備に関しても何かと不備を生じやすいのが一般的なので、前項に続いてさらに自宅が葬儀会場である場合の準備に関してお話していきたいと思います。
たとえば、供花や花輪は、多くは当日到着することになりますので、どなたが送ってくれたのかということをしっかりと記帳しておく必要があります。
あとは、僧侶に対する「心づけ」に関しても、お通夜当日では間に合わなくなってしまう可能性がありますので、できればお通夜の前日までに用意しておきたいものです。
ところでこの「心づけ」の意味合いですが、僧侶に対する「心付け」は、お通夜だけではなく、後日葬儀や告別式のときもよろしくお願いいたしますという気持ちの表れになっているという意味合いを生じます。僧侶とはいえども、私たちと同じ人間ですから、やはりそうした「形」があるのとないのでは、その後のモチベーションにかかわる部分が大きいはずです。僧侶に対する「心づけ」の相場は、概ね「3,000円」から「5,000円」というのが一般的なようです。
僧侶に対する「心づけ」は、特定ののし袋などが市販されているわけではないので、半紙を用意しておいて、これに「御礼」の文字を記して手渡しにするのが一般的と言えます。また、他にも「志」、あるいは「寸志」などと記されるケースも少なくありません。
こうしたことは、弔問客の往来に忙しいあまり、どうしてもおろそかになりがちですので、あらかじめ葬儀屋さんにお願いしておけば、葬儀屋さんが抜かりないようにしっかりと手配してくれます。
- (2013/06/19)葬儀に関するマナーを更新しました
- (2013/06/10)そして、火葬場へを更新しました
- (2013/05/27)別れの儀式を更新しました
- (2013/05/20)告別式のあとを更新しました
- (2013/05/13)葬儀・告別式その流れを更新しました